税理士変更案件に戸惑う 実体験から見えた3つの課題
2025年4月に新規契約したクライアントとの関与を通じて、前任税理士の対応に強い違和感を覚えることとなりました。税理士としての業務水準やモラルについて、改めて考えさせられた案件です。今回は、実際に起きた事例をもとに、3つの視点からその課題を整理します。
目次
資料管理の杜撰さに驚愕
まず驚いたのは、総勘定元帳が手書きである点。もちろん手書き自体が悪いわけではありませんが、内容が判別できないほど文字が乱雑で、実務上大きな支障をきたしました。
また、申告書の控えもクリアファイルに雑に詰め込まれているだけで、クライアント自身も内容を正確に把握できていない状況でした。電子申告が一部行われている反面、県税は紙提出のようで整合性にも疑問が残ります。
税理士法に抵触する恐れのある処理
ヒアリングを重ねる中で、過去3期分の申告内容を精査したところ、明らかに誤った申告がなされており、合計で300万円程度の税額が過少申告されていた可能性が判明しました。
事実関係から判断する限り、故意ではないとしても、指導内容によっては「脱税の指南」と捉えられかねない状況です。現在、クライアントからの再ヒアリングを実施予定で、税務署への報告も行う準備をしています。
費用負担と今後の姿勢
今回の対応には多くの時間と工数がかかっており、正直なところ、その費用負担をどこに求めるべきか頭を悩ませています。
しかしながら、この案件を通じて痛感したのは、「自分の仕事に胸を張れる資料を作る」ことの大切さです。たとえクライアントが他事務所へ移ることになっても、整然とした資料を引き継げることが、プロフェッショナルとしての責任であり信用なのだと、改めて実感しました。
【編集後記】
いよいよ明日はFAD2025大阪に行ってきます。と言っても、マジ価値ブースで働かされるだけなんですけどね~楽しみです(^^♪