税務署の内部事務センター化
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税務署の内部事務のセンター化
国税庁では、税務署における内部事務(※)の効率化・高度化を図るとともに、納税者利便の向上や外部事務(調査・徴収事務)の充実・高度化を目指し、令和3年7月から、一部の税務署を対象に、複数の税務署の内部事務を専担部署(業務センター)で集約処理する「内部事務のセンター化」を実施しています。
国税庁HPより引用
(※)内部事務とは、例えば、申告書の入力処理、申告内容についての照会文書の発送などの事務をいいます。
減らない仕事、増える事務量。
今も変わっていなければ、当局の事務量は増加するばかり。さらには人員の削減。IT化が進んだとは言え職員の負担は増えるばかり。限られた労働力を効率的に活用するための設けられたのが「税務署の内部事務のセンター化」。これに限らず、滞納整理とか源泉所得税の関係など既にセンター化されたものも。
センター化にする準備作業だけでも工数が掛かるが、これはfreee会計を導入するのと同じで初期工数の増加はやむを得ない。
問題は仕事量が減らないこと。全体の労働力は決まっているのだから、これを効率的、効果的に運用すればいいのに、それができないのが公務員という組織なのである。もっと簡単に言えば既存の仕事を辞める!という選択肢がほとんどないということ。この仕事って本当に意味があるの?これやることでどれだけの工数が必要で、どれだけのリターンがあるの?という考え方がないから。
過去に1度だけ。
記憶だけなのだが河野太郎氏が行政改革担当大臣だったころ、1度だけ仕事量を減らす仕事があった。それは役所仕事にありがちな膨大な量の報告という仕事を一律20%とか25%とか削減せよ!という仕事。これが国税当局単独の仕事だったのか、国の組織全体で行われたのかは分からないが「これは凄い」と思った記憶がある。
全ての報告を並べて優先順位をつけて下位の報告は削減。
結果、その報告が無くても何ら影響がないのである、そんなもの。
いくら担当者が不要だとう思う仕事も、国全体で動いていると削減できないもの。でももっと上から削減せよ!となれば削減できるもの。組織が大きくなればなるほどしがらみは大きく多い。
一人税理士だからできること
全ての事を私一人で決めて、全ての責任も私。ダメならやめればいい。右に行くのか左に行くのか。自分の感性で決められる。もう組織には戻れない。
やっぱり独立開業して良かった。
【編集後記】
今日は新しいクライアントと契約してきます。