秋の夜長 読書の秋

静けさの中に灯る読書の時間

日が暮れるのが早くなり、夜風が少し冷たくなるこの季節。
宅建士試験の呪縛から解き放たれ、パプアニューギニアにあるシグリ農園の珈琲豆を自家焙煎した豆を挽き、珈琲の香りに包まれながらの読書
秋の夜長は、読書のためにある時間と言ってもいいかもしれません。久しく読書をしておらず、いつもはスマートフォンに奪われがちな時間を、読書の時間にあててみる

私の好きな作家は大沢在昌氏と海道尊です。

大沢在昌の描く“孤独の中の熱”

ハードボイルドという言葉が似合う作家、大沢在昌。

冷たく乾いた都会を舞台に、孤独を抱えた男たちが生き抜く姿を描く筆致には、
どこか人間臭い温度が感じられます。
『新宿鮫』シリーズでは、鋭くも誠実な刑事・鮫島が、
闇と理性の境界線を歩きながらも“信じるもの”を見失わない。
その姿に、読むたび心を掴まれます。
大沢作品の魅力は、暴力や事件の中にも人間の尊厳を見出すところ。
硬派でいて繊細。静かな夜に読むと、その筆圧がより強く胸に響きます。
ページを閉じる頃、ふと自分の生き方を見つめ直したくなる——
そんな余韻こそが、彼の真骨頂でしょう。

海堂尊の“知のエンターテインメント”

一方で、医療と社会の関係を軽妙かつ深く描くのが海堂尊。

『チーム・バチスタの栄光』を皮切りに、
医療現場のリアルを鋭く描きつつも、読後に爽やかな光を残します。
専門的なテーマを扱いながらも、ユーモアや人間味があふれ、
まるで“学問と娯楽の融合”を体現しているようです。
海堂作品のもう一つの魅力は、シリーズ全体に通底する世界観。
異なる物語が複雑に絡み合い、一冊読み終えるごとに
全体像が少しずつ見えてくる構成は、まさに知的パズル。
秋の夜にじっくり腰を据えて読み進めるには、これほど相応しい作家はいません。

まとめ

次の試験が12月。年末調整やら確定申告で繁忙期を迎える前に読書を通じて自分自身をリセットしようと思います。

とりあえず「相続人TOMOKO」読了。現在は「晩秋行」を読んでいます。

【編集後記】

今日も新規の問い合わせがあった方とミーティングがあります。昨日、今日、明日と新しい方との面談になります。

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