来年の年末調整を考えると頭が痛い

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年末調整の季節
私、今、年末調整事務の真っ最中。私が社会人になって最初に配属されたのが源泉所得税担当でした。したがってこの「年末調整事務」が一番のイベントで年末調整説明会の準備とか、各種用紙の発送とか、ネットがない時代でしたので各企業に従業員の数だけ送るという今では考えられないような作業をしていました。
なので、年末調整事務をしていると何故か懐かしい気がしてきます。そして年が明けると源泉所得税の納期の特例の準備とここまでがワンセットです。
議論が深まるか?103万円の壁
先の衆議院選挙で躍進した国民民主党が掲げた103万円の壁撤廃。毎日、色んな報道がされていますがどうなるのでしょうか?2025年から改正されるのでしょうか?企業側の準備が間に合わないから2026年にするような記事もありました。今年の定額減税なんか良く分からないうちに実施したじゃないかと思うのは私だけでしょうか?
いずれにしても、ここ30年全く改正がなっかた項目につき動向が気になるところです。
2025年年末調整が怖い?
前述したとおり、所得税を巡る改正が行われることは確かです。それが2024年なのか、2025年なのか?改正の幅がどの位の規模で行われるのか?社会保険料を巡る改正も行われるのか?
考えただけで来年以降の年末調整の確認事項が増えそうな予感。そして困るのが各企業の年末調整を実施する担当者の方々。税理士だって毎年変わる税制にへきへきしているなのに、企業の担当者なんてやりきれないと思います。河野太郎氏の年末調整廃止が実現していればと、残念でなりません。
AFPの知識も更新しなければ・・・
社会保険制度や年金関係も所得税の改正に合わせて議論されています。改正されればAFPで勉強した知識もバージョンUPさせないとですね。
いつまでたっても勉強を続けないと取り残される、そんな気がします。
AFPに関連した事項であれば、現状の制度ではお得なのでクライアントにおススメするのですが、気が付いたら諸々の改正があり全然お得ではなくなったとか。
例えばイデコ関係も限度枠の上限が上がるらしい。これなら企業型DCに移行しなくても良かったのではないかと思わないでもない。ちゃぶ台をひっくり返すような改正が行われないように切に願うばかりです。
【編集後記】
とある媒体が執筆依頼がありました。と言っても4000文字程度なんですが、なんか嬉しいです(^^♪