政府税制調査会が面白い(^^♪

政府税制調査会とは?

政府税制調査会とは、内閣府の審議会等の一つ。内閣総理大臣の諮問に応じて、租税制度に関する基本的事項を調査審議する機関です。毎年、この時期になると目にする単語です。

103万円の壁の議論があり与党税制調査会という記事も目にしますね、103万円を123万円にする記事なんかは与党税制調査会の税制改正の大綱です。

政府税制調査会が面白い(^^♪

税務の世界に生きる人間として税制は興味のある事柄であります。ですが、毎年のように改正される税制にうんざりしてることも事実です。

ひょんなことから金融所得課税、1億円の壁について学び直す必要があり、そもそも何故にこの議論が起こったのか、そして有識者の間でどのような議論が交わされたのかという根本的な部分を知りたくて政府税制調査会の議事録を確認するという、ちょっとマニアックな変態チックな事をしました。

確認した議事録は第17回税制調査会(2022年10月4日)です。

第17回税制調査会 議事録

財務省から提示される詳細なデータ、例えば、所得金額別の租税負担率、諸外国との比較、租税と社会保険料を合算した負担率など普段目にすることのないデータがあり興味深いものでした。

これらのデータを元に有識者が様々な角度から意見や質問をしており、素人ながら「なるほど、そういう考えもあるのか」と大変勉強になりました。

今回の議事録が第17回、おそらく金融所得課税関係は第19回と、最後の答申と確認してみようと思います。ただ読み上げソフトを使い、再生速度を上げても2時間近くかかるのがネックです。

立法趣旨

国税局に勤務している頃、調査審理課というセクションで仕事をしていました。納税者が提出した申告書が正しいのか?調査担当者が行った調査が税法に則っているのかを確認する仕事です。常に税法と睨めっこで、時にそもそもこの条文の立法趣旨はどんなものなんだろう?と確認することはありましたが、税制調査会の議事録を見ることはありませんでした。

つまり、何が言いたいかというと最終的な形、税法という形になった後の趣旨は確認していたのですが、そこに至るまでの考え方などを知るのは今回が初めてで、そても新鮮な経験をしています。

なぜ、このような事をしているのかというのは後日ブログに書けると思うのですが、新しいことに挑戦するのは大変なことですが、ワクワクしますね

【編集後記】

この位の最低気温がデフォルトになってきた。今年は寒いのか?

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