成年後見人

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成年後見人とは?
成年後見人(せいねんこうけんにん)とは、判断能力が不十分な成人(認知症、知的障害、精神障害などがある場合など)を支援するために、その人の財産管理や身の回りの事務を代わりに行う人のことです。成年後見人は、家庭裁判所によって選任され、後見人が担当する人(被後見人)の福祉を守る役割を果たします。
成年後見人には主に以下のような役割があります:
- 財産管理:被後見人の財産を管理し、必要に応じてその利用を行います。例えば、預金の管理や、財産の売却・購入など。
- 法律行為の代理:契約の締結や財産の処分など、被後見人が単独で行うことができない法律行為について、代理や同意を行います。
- 生活支援:被後見人の生活全般に関する支援も含まれることがあり、必要に応じて生活環境を整えることもあります。
成年後見制度は、本人の意思や権利を尊重しつつ、適切な支援を行うことを目指しています。
私の周りの増えてきた判断能力が不十分な成人
私の周りに少しずつ増えてきた気がするんです。
認知症だったり、うつ病が原因で判断能力が十分でない人が。。。
家庭裁判所での選任という、ちょっと面倒な事もありますが、その人の財産を守るためや、身の回りの世話するという意味で成年後見人を選任するということはとても大事なことです。

税理士も成年後見人になれる
実は税理士も成年後見人になれるんです。ただ、なれるのではなく「成年後見人等養成研修」を14時間受講するとともに、レポートの提出をして初めて成年後見人になれるのです。
私も2023年に受講しました。これを受講し成年後見人賠償責任保険に加入し、家庭裁判所への成年後見人等推薦者名簿への登載していただきました。名簿に登載したからといってオファーがあった訳ではないし、積極的にPRをしている訳でもないのですが、身近な人で誰かに何かあったときに私が成年後見人になれたらいいなという気持ちです。

ちなみに名簿登載の有効期限は2年間です。その間に指定の講習を10時間受講しないと失効してしまいます。
時間を見つけて指定講習の受講もしないとです。
将来的には、自分の成年後見人も選定しておく必要があるなと感じています。
【編集後記】
税理士の指定研修36時間のうち34時間が終了しました。残り2時間です。