元国税局OBが脱税指南?

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衝撃的なニュースが・・・
東京地検特捜部が脱税を指南したとして元大阪国税局の職員を逮捕したとのことです。
もう辞めた人間とは元国税職員が脱税指南とは。。。しかも年齢が同じ。
ということで、ネットで最近の不祥事を拾ってみました。
自分の確定申告をした際に親族の所得金額を低くし、扶養の範囲内に見せかける
奈良県の税務職員の不祥事。
なぜバレないと思う。遅かれ早かれバレると、税務職員なら知っているであろうに。7年間で約158万円の還付金を多く受け取った、そして懲戒免職になって多額の退職金を失うことになるという悲しい結末。
懲戒免職になっても、きっと税理士資格はあるのだろうから税理士として飯は食っていけるのかな。もう20年近く前になるが痴漢で捕まった職員が、懲戒免職になったのか辞職したのは分からないけど税理士になっていたのを思い出しました。
電車内で窃盗・未遂を重ねる
「金には困っていなかったが、自由に使える金を増やすことが目的だった。盗みを繰り返すうち、やらない方が損だと思うようになった」
どういう感覚でこのような思考になるのか分からないけど、私が現職の頃にこういう部下や同僚がいなかったことに感謝した方がいいのかも。部下ガチャ、このような部下を持つ上司に同情します。
医療費控除の対象とならない美容整形代などを「医療費」として確定申告して還付
東京国税局の女性職員のお話です。
美容整形代など約1000万円を医療費として167万円の不正還付を受けて懲戒処分。だから、なんでバレないと思うんだろうか?自分の職場のチェック機能は良く分かっているはずなのにね。
この方、さらに凄いのはこれだけではなく、風俗店で50日間兼業していたとか、共済組合に虚偽の書類を提出して借入してたとか、ある意味管理職の人が可哀そうになる。統括官や署長も処分対象なんだろうから。
公用車私的利用で処分
愛知県内の署長のお話です。3か月の間に4回にわたって公用車で最寄りの駅や昼食に使用したとか。正直、これで処分されるとは厳しいなという感じです。総務課長から指摘があったらしいのですが、署長と総務課長のそりがあわなかったのかな。
私も、総務係長をしていた時に署長と課長の仲が悪くていい迷惑でした。
怖いことに全部2024年の記者発表の情報です
怖いことに全部2024年にあったお話です。残念ながら税務職員だから、公務員だから不正をしないというものではありません。相当高い倫理観を持っているはず!というのも嘘です。
昨今、コンプライアンスが叫ばれるなか、税務署の中も変革期を迎えているのだと思います。何を言っても言い訳になるのかもしれませんが、世知辛い世の中になったと感じます。