令和7年度税制改正大綱を一読して
目次
税制改正大綱とは
「税制改正大綱」とは、日本政府が毎年発表する、翌年度における税制の改正方針を示す文書です。この大綱は、政府の税制改革の方向性や、税率変更、新たな税制度の導入、既存制度の見直しなどを具体的に示すもので、税制の重要な変更を予測するための指針となります。
この税制改正大綱が12月20日に公表されました。
例年だと、改正事項を斜め読みして、自分に関係ありそうなところを深読みする感じなのですが、今年は、冒頭から読み進めてみました。
令和7年度税制改正の基本的な考え方
「税は国家なり」。税体系のあり方は国家運営の根幹を形成する。時代に適さぬ ものを改め、維持すべきものを護り、国際的責務を果たす国家にふさわしい税制を 目指し、丁寧な対話を通じて国民の納得と共感が得られるよう努めるなど、弛まぬ 政治的努力を重ねていかなければならない。そして、日本経済の成長の歩みを確実 に進め、若者や現役世代にも光を当てつつ「将来に夢や希望と安心を持てる、公正 で活力ある社会を目指すための税制」を構築することを基本として、徒に過去の制 度に囚われることなく惰性を排さなければならない。こうした基本的視点に立ち、 下記の3点を踏まえ、税制のあり方を不断に見直すことが求められている。
1.持続的な経済成長を目指し、活力ある社会を構築するための環境整備を図ること。(設備投資の促進等)
2.若者や現役世代を含め誰もが豊かさを実感できる、質の高い国民生活を実現すること。(所得向上、社会インフラの整備等)
3.わが国を取り巻く厳しい国際環境や国際的要請を踏まえ、いわゆる安全保障及 び経済安全保障の強化や地球温暖化対策等に取り組むこと。
言っていることはもっともなのですが、私の捉え方は「はぁ?」という感想です。
「丁寧な対話を通じて国民の納得と共感が得られるよう努める」
「将来に夢や希望と安心を持てる、公正で活力ある社会を目指す」
「若者や現役世代を含め誰もが豊かさを実感できる、質の高い国民生活を実現すること。」
これらを踏まえ、税制のあり方とを不断に見直すことを求めた結果が、今回の改正だそうです。
多くの国民が納得のいく改正なのでしょうか?国民全員から100点をというのは無理なのは承知なのですが、現実問題として将来に夢や希望と安心が持てるとか、若者や現役世代を含め誰もが豊かさを実感でkる・・・あー書いていて馬鹿らしくなってきますね。
公務員時代は恵まれた待遇だった故感じませんでしたが、今なら分かります。
働くのがバカらしく思える、そんな時代になったと。
財務省の偉い人たちは、現実を見ることができないんだと。
国には期待できない、自分で何とかしないと。そう思わせる国はもうダメだと思う。
【編集後記】
来年はもっと仕事して、稼ごうと思うチャリーン