コーヒーマイスターの勉強、少しずつ世界が広がっていく

コーヒー生豆の構造を知ると、一杯の見え方が変わる

コーヒーマイスターの勉強を始めてから、普段何気なく見ていた「生豆」に対する見方が大きく変わってきました。昨日学んだのは、コーヒー生豆の構造について。外皮、果肉、ミューシレージ、パーチメント、シルバースキンなど、これまで何となく聞いていた言葉が少しずつ頭の中でつながってきました。

特に印象的だったのは、普段焙煎前に見ている生豆は、果実としてはかなり“内側”の状態だということ。赤いコーヒーチェリーから果肉を除去し、乾燥し、さらに脱殻を行って初めて、私たちが見る生豆になる。そこに至るまでに、多くの工程と人の手が関わっていることを改めて感じました。

また、欠点豆や夾雑物についても学びました。単純に「見た目が悪い豆」という話ではなく、味や品質、安全性にも関わる重要な要素。カッピングで感じる違和感の背景には、こうした生豆段階での品質差があるのだと思うと、知識と味覚が少しずつ結びついていく感覚があります。

生産地を学ぶと、味の理由が見えてくる

昨日はコーヒーの生産地についても勉強しました。エチオピア、ブラジル、コロンビア、インドネシアなど、それぞれの国名は以前から知っていましたが、改めて特徴を整理すると面白い。

例えばエチオピアは華やかな香りやフルーティさ、ブラジルはナッツ感や安定感、マンデリンで有名なインドネシアは独特の重厚感。単純に「この国の味」と決めつけることはできませんが、標高や気候、精製方法、品種の違いが風味に大きく影響していることを学びました。

勉強していて感じるのは、コーヒーは農産物だという当たり前の事実です。同じ国でも地域や農園で全く味が違うし、天候によって品質も変わる。工業製品のように均一ではないからこそ、面白さがあるのだと思います。

普段飲んでいる一杯の背景に、「どこで、誰が、どんな環境で作ったのか」という物語がある。そのことを知るだけでも、コーヒーを飲む時間が少し豊かになった気がします。

生産処理の違いが味を作る

そして昨日の学びの中で特に面白かったのが、生産処理の違いです。ナチュラル、ウォッシュド、パルプドナチュラルなど、名前は知っていても、実際にどういう工程なのかを理解すると、味とのつながりが見えてきます。

例えばナチュラルは果肉を付けたまま乾燥させるため、果実感や甘さが出やすい。一方でウォッシュドは発酵と水洗処理を行うことで、クリーンで明るい味わいになりやすい。そしてパルプドナチュラルは、その中間のような存在。果肉を一部残しながら乾燥させることで、甘さとクリーンさを両立させる精製方法だと学びました。

こうした知識を得ると、カッピングや普段のコーヒータイムでも、「この風味は生産処理の影響かな」と考えながら飲めるようになります。ただ飲むだけではなく、“理解しながら味わう”感覚に変わってきた気がします。

まだ勉強は始まったばかりですが、コーヒーの世界の奥深さを日々感じています。仕事とはまた違う頭の使い方で、とても良い刺激になっています。

【編集後記】

今朝の1杯のコーヒーはエチオピア・ゲディオ県・ゲデブ地区の豆で生産処理方法なナチュラルです

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