「税務署が同姓同名の人と勘違いして、個人情報を流出させた」
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これはかなりヤバい事例だと思う。
「税務署が同姓同名の人と勘違いして、個人情報を流出させた」
という、なんともあり得ない事が起き、そしてSNSで拡散されるという記事を拝見しました。
同姓同名といっても生年月日も住所も違い、姓名の漢字も違うとのこと、なぜ間違うのかと疑問に思うような出来事です。
個人情報を取り扱う税務当局としてあってはならないことです。記事によると国税庁に過去に同様の事例はあったのかと聞くと、「まったく同様ではありませんが、類似の事例は把握しています」と、えっ!知らなかった。
e-Taxの利用者識別番号の管理とか暗証番号の再設定とかをする部署に所属していたことがないので分からないのですが「事務提要」にどのように記載されたいるのか気になりますが、確定申告期を控えたこの時期にこのような事が起きるのは由々しき問題です。
事務提要とは、官公庁の事務処理手順が記載されたマニュアルのようなもの。税務職員はこの事務提要通りの事務を行うことを求められていますが、法人課税部門の事務提要だけで15㎝のファイルが4冊くらいあったような気がします。全部を読んだことはありません。
さて、このような事があれば、当然、今後がチェック体制が見直されるものと思われます。忙しくても2人以上の目で確認すれば問題が解決されるはずなので、今後注意していただきたいものです。
余談ですが、税務署に勤務していた若かりし頃、同姓同名、漢字も同じ、生年月日も同じの別人という事例があり、とても驚いたことを思い出しました。
税理士事務所のセキュリティ
税理士という仕事も個人情報を取り扱う仕事です。セキュリティ対策はと言われると。。。万全ではないのかもしれません。
当事務所、基本的には紙媒体でのやり取りを極力さけており、Googleドライブやチャットワークでのやり取りをしています。ですが、クライアント様のなかにはとても不安に思っている方もいるのは事実です。
大きな事務所ほどセキュリティ対策に時間とお金をかける余裕はありませんが、最低限のセキュリティ対策はした方が良いかなと、自分自身を考えを改めるきっかけになった、そんな記事でした。
【編集後記】
数日前から発生しているMicrosoftEdgeの印刷できない問題。どうやら私だけの問題ではないようです。