「報」「連」「相」は時代遅れ?
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報告・連絡・相談は時代遅れ?
私の世代は「報告」「連絡」「相談」が社会人の常識でしたが、うちのスタッフに「今はかくれんぼうだよ」と言われました。
かくれんぼう?
ネットで検索すると「確認」「連絡」「報告」の事のようです。2021年の記事でしたので、今はもっと違うのかもしれませんが、かくれんぼうを知らなかった私は時代遅れ?もっとも一人税理士をしていれば「確認」「連絡」「報告」とは無用なので致し方無いといったところでしょうか。
かくれんぼうとは?部下が自主的に考え上司に確認するというコミュニケーションの方法らしいです。
この「自主的に考え」がとても難しいことなのだと思います。
自主的に考えることの難しさ
自主的に考え行動することの難しさの1つに「常に失敗が伴う」からだと思っています。考えて行動しても失敗はつきものです。ですが、悲しいかな日本の文化には失敗を許容するという考え方が浸透していないと感じています。ポジティブに考えると失敗をしないことがジャパンブランドなのかもしれませんが。
学校教育で「総合的な学習の時間」児童・生徒が自発的に横断的・総合的な課題学習を行うといものがありますが、本質的な自主的に考えて行動するとは違うと思っています。
地元中学校サッカー部の外部コーチをして10年経ちましたが、明らかに当初の生徒たちのほうがより考えて自主的行動していました。今の生徒はある意味賢くて先生や大人の言われたとおり行動しますが、一方で指示されないと自ら行動することは少ないとう現状があります。
税務調査の場面でも顕著に表れる「自主的に考える事」の難しさ
税務調査における調査官は常に「自主的に考える」必要があります。何故なら、企業の業種業態は様々であり、経営者も百戦錬磨の経営者ばかりです。何1つ同じようなことは起こりません。
常に現場現場で状況に応じた判断が求められる職種で、ある意味「職人」のようなものです。
私が税理士になってから数件の税務調査に立ち合いました。何故か若手の職員が多いです。
税務調査に行く前には必ず準備調査というものを行います。事前に要調査項目を抽出して効率的に調査を行う目的に行います。とても重要なことなのですが、調査官はこの要調査項目にばかり固執して周り見えていない、何なら現場で実際にヒアリングをして要調査項目以外で調査したって良いんです。
でも、1つ1つ丁寧に要調査項目を確認して時間が過ぎていくという調査が多いです。
とても現場で「自主的に考える」調査ができていないのです。
私の場合は、要調査項目があっても全部確認できない事の方が多かったです、何故ならほかに怪しいと思う事があり、そこを徹底的に調べるからです。
失敗が許されない?
怪しいと思う事があり、そこを徹底的に調べた結果何もないという事もあります。その事実を許容できないのが問題なのです。
「なぜ要調査項目を確認してこないのか」と。
「いやー○○が怪しいと思って調べていたら時間がなくなって」・・・と言える環境。
「じゃーしょうがねーなー」と言える管理職の度量
今の税務職員の管理職にそれを求めるのは無理なのかな。
【編集後記】
都市計画法・・・(*‘ω‘ *)