再び注目を浴びる 税務大学校和光校舎

4月に入り再び注目されている税務大学校和光校舎

毎年の事ですが、国税局に採用された新人職員のうち、大学卒程度の職員およそ1100人が6月末まで税務大学校和光校舎で研修を受けます。

ちなみに、高校卒業程度の職員も全国に数か所ある研修所で来年の3月末まで研修を受けます。

この研修。

地元の和光市長から「大規模なイベントなどの自粛要請に反し、見直すべきだ」などとする申し入れがあり、ニュースやネットで取り上げられ再び注目されています。

前回は、新型コロナウイルスの関係で中国からの帰国者の一時退避場所として職員の寮を使用したことで注目を集めました。

税務大学校和光校舎とは?(2020年2月2日のブログ)

どんな研修を行うの?

大卒の職員は3カ月間、高卒の職員は1年間と長期に渡る研修です。

私が国税局に採用されたころと寮での生活は様変わりしていますが、研修内容は大きな変更はないと思われます。

この短い期間に、税法はもちろん、憲法、民法、会社法、行政法、刑法等々の法律、経済学、簿記など一流大学の教授を講師に招き、徹底的に叩き込まれます。

実にハードでした。

当然試験もあります。

短い期間で、それなりの税務職員に育て上げるので、実のところ途中でギブアップして退職してしまう人も少なくありません。

新人職員だけではない研修制度

注目を浴びているのは新人職員の研修。

実は、新人職員の研修以外に通年で様々な研修が行われています。

日々刻々と変わる経済情勢や税法。

それに対応すべく様々な研修が行われています。

そして、この研修、全国から職員が集まり、そして帰っていきます。

3密

  1. 喚起の悪い密閉空間・・・階段教室などの密閉空間での講義
  2. 多数が集まる密集場所・・・とにかく人数が多い
  3. 間近で会話をする密接場所・・・ゼミなのど授業がある

研修環境はこの3密をものの見事に満たしてしまう環境なのです。

故に冒頭の和光市の市長の「大規模なイベントなどの自粛要請に反し、見直すべきだ」という発言になったのです。

結果、研修方法の見直し

結論は、研修方法の見直しがされ、オンライン等のでの研修に変更されました。

下記を参照してください。

税務大学校和光校舎における専門官基礎研修について

税務大学校における専門官基礎研修以外の研修について

まとめ

オンライン研修にしたら試験とかどうなるのかな?とういう疑問は残りますが、そんなことは大した問題ではありません。

自分が感染しないこと。人に感染させないこと。

今できる事をする。それだけです。

【編集後記】

娘の通う高校がGWまで休校になりました。

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