日本大学理事長 所得税法違反で逮捕に思う税務調査の限界

日本大学理事長 所得税法違反で逮捕に思う税務調査の限界

日本大学の田中英壽理事長が受け取ったリベートなどを税務申告せず、およそ5300万円を脱税したとして、所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたという報道がありました。

自宅にはリベートなどを受け取ったとして1億円の現金が見つかったようです。

なぜ、国税当局は事前に所得税の違反を把握できなかったのか。

税務調査の限界が垣間見えた

税務調査では、色んな情報や資料を駆使して脱税を暴いていきます。ところが、銀行などを通さず現金でやり取りすると足が付かない、しかも原資もおそらく裏金と思われます。所謂タンス預金は把握しずらいのです。

税務調査で裏金と思われる資金を捻出するために書類を偽造するケースに立ち会ったことがありますが、その裏金の使途について明らかになることは稀です。今回のように資金提供された側に課税されることになるので、今後の取引の事を考えるとよっぽどの事が無い限り使途をしゃべることはありません。

今回の逮捕はレアケースなのか?

今回は、大学の付属病院をめぐる背任事件を契機に資金の流れが解明された事案です。国税局と地検特捜部が連携した解明できた事案といえるでしょう。背任事件以前に国税局が資金の流れを把握していたのかは不明ですが、レアケースと言っていいでしょう。

事件の全容の解明を求めます。

今回の報道では理事長側の所得税法違反にフォーカスされていますが、当然資金提供した側が適正に申告していたのか?という疑念が残ります。

当然3000万円の資金を捻出する、正当に経理されているのか?ということです。

これについても、国税局間で情報共有しながら税務調査を進めるものと思われます。

まとめ

大学関係者にとっても耳の痛い話だとは思うのですが、最後までお金の流れを解明してほしいです。

【編集後記】

月末なのに、11月最後の日なのに。。。堕落した午後を過ごしてしまいました。昨日からの仕事でちょっと疲れてしまいました。

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