パチンコ・パチスロで勝ったら税金どうなる?

レジャー白書によれば、2006年のパチンコ業界の売上が33兆円。

2020年が20兆円程度とありますのでパチンコ業界の衰退も著しいものです。

長野県でも大手資本の出店は見られますが、昔ながらの地方の店舗は閉店が続いています。

以前より射幸性が低くなり大勝することもなくなったパチンコですが、運よく勝った場合の税金はどうなるのでしょうか?

パチンコの仕組み

パチンコで勝った場合の仕組みを理解しましょう。

パチンコ業界は所謂「3店方式」と呼ばれる営業をしています。

  1. 客がパチンコホールに来ると、遊技場営業者であるパチンコホールは客の現金と遊技球(いわゆる「出玉」)を交換する。
  2. 客はパチンコで増やした出玉をパチンコホールに持参し、パチンコホールは出玉を特殊景品と交換する。
  3. 客が特殊景品を景品交換所に持参すると、古物商である景品交換所は特殊景品を現金で買い取る。
  4. 景品問屋が景品交換所から特殊景品を買い取り、パチンコホールに卸す。

つまり、客は特殊景品を古物商に買い取ってもらうことで現金化しているのです。

勝ったら確定申告が必要か?

ギャンブルだから、娯楽だから儲けがでても確定申告は必要ないと思っている方は間違いです。

儲けが出たら確定申告が必要なのです。

ここからが重要な問題です。

パチンコで言う儲けとは何か?です。

1年を通じてみると「赤字」だね・・・だから確定申告必要ないね。

これって、負けた分が経費になるから「赤字」なんです。

負けた分は経費になるのでしょうか?

おそらくは、ならないでしょう。

明確な基準や判例がないので、長年培ってきた感性での結論です。

パターンは3通り。

  1. 全く出玉がなくて、特殊景品に交換することがなかった日
  2. だいぶ負けたけど、少しだけ特殊景品に交換出来た日
  3. 大勝ちして特殊景品に交換出来た日

1の負け分は全く経費になり余地がありません。

2、3の投資分は経費になる・・・と思う。

特殊景品を獲得するために、かかった費用は経費でいいと思う。たぶん。

こう書くと毎日ちょっとでも特殊景品と交換すればいいのでは?となりますが、理屈上そうなる気がします。

単純に売上より経費が多かったってことになるのかな。

結論はわかりません。

確定申告をしなくてもバレない?

ここ難しいところです。

競馬とか競輪とはネットで賭けることができて、掛金とか配当が銀行口座を経由するので足跡が残ってしまいます。

パチンコはすべてが現金決済です。

これを税務署が把握するのは・・・至難の業でしょう。

だれが、いつ、どこで遊んで・・・いくら投資していくら回収したか・・・

どう考えても無理です。

が、大事なことは儲かった分は確定申告が必要です。

【編集後記】

昨日、資格試験を受験してきました。

会場は、某会計事務所で事務室内は見ることができなかったのですが、とても綺麗で立派な建物でした。

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