なぜ?税務調査で架空外注費が把握されるのか?

なぜ?税務調査で架空外注費が注目されるのか?

実は税務調査の多くの場面で外注費が注目されます。それはなぜか?

それが今も昔も外注費を装った不正計算が多いからです。不正計算を行う目的は様々で、経営者の遊興費の捻出や受注工作資金の捻出などなど表には出せない現金を捻出するために行われ、結果、国税庁が目指すところの適正で公平な課税を阻害するからです。

外注費を装った不正計算の手口は?

不正計算を装った不正計算には主に2通りの方法があります。1つめは「架空外注費」2つめは「水増外注費」です。

文字通り1つ目は、そもそも何ら役務の提供がないのに外注費として金銭を支払うこと。2つ目は役務の提供はあるものの正規の金額以上に金銭を支払うことを言います。

なぜ?調査官は不正計算を見抜くことができるのか?

調査官は、多くの証憑類を確認しながら怪しいと思う取引を抽出します。何が怪しいのか?

私が講演会等では「きらん✨と光るんです、請求書や領収書が・・・」と話をしています。

不正計算を把握する為には、それは緻密な、そして根気のいる税務調査が必要なのです。

調査対象者の業務内容を丹念に聴取し、受注から決済方法、請求書や領収証、工事台帳があれば工事台帳も検討します。

場合によっては、銀行調査や取引先への反面調査などを実施します。

具体的な調査ポイントをここで書くと国税当局に怒られそうで、書けないのが残念です。

まとめ

税務調査において不正計算を把握するきっかけは、いつもほんの小さな違和感です。小さな違和感に気づくことができるかが税務調査の成否を左右します。

この違和感だけはマニュアルにすることが出来なくて、経験というかセンスが必要になります。残念ながら私にはそのセンスがありませんでした😭

毎回、こんなような記事を書くと最後に、税金を誤魔化しても、絶対にバレるんだよね。だから正しく申告した方が良いよ。と

何故バレるかって?それはね、不正が見つかるまで調査を止めないからさ!

【編集後記】

ここ数日、長野県内のコロナの感染者数が増加した結果、講演会のお仕事が延期になってしまいました。楽しみにしていたの残念です。

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